今週発表されたプレミアムアドベンチャー3モデルは、いずれも電子サスとクイックシフターを標準装備。価格はスーパースポーツに匹敵する。エントリーアドベンチャーが広げた裾野の上に、今は「上質な万能車」の層が乗ってきた。BMW Motorrad、Triumph、Ducati——各ブランドが旗艦級の装備を投入している。
スポーツに近づく乗り味
アドベンチャーのプレミアム化は、冒険の民主化ではなく洗練だ。
21インチ前輪とマルチマウントは健在だが、乗り味はスポーツバイクに近づいた。未舗装を走るためのバイクから、「どこでも上質に走る」バイクへ——カテゴリーの定義が書き換わっている。舗装率7割の週末ルートでも、違和感なく巡航できる完成度だ。
価格と装備の妥当性
電子サスと鍛造ホイールを標準にすると、完成車は200万円超が当たり前になる。編集部は「アドベンチャーだから安い」という期待を一度手放すことを勧める。代わりに、1台で高速寄りルートと林道を両立できる価値をどう評価するかが問われる。
タイヤ選択の幅が広いのも強みだ。オンロード寄り、オフロード寄り——同じフレームで性格を変えられる。ただしパニアやトップケースの干渉はモデル差が大きい。購入前に実車で積載イメージを確認したい。
FAQ:スーパースポーツから乗り換えるべきか
週末の半分以上が未舗装、または1台運用でルートを広げたいなら検討価値が高い。純粋なレース志向なら、専用スーパースポーツを残しつつアドベンチャーをセカンドにする二台体制の方が満足度は高い。
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